磁石でウシの命を守る
鉄をくっつける磁石。小学校の実験でも出てきます。とても身近で便利な道具です。
これを、ウシの胃に入れるのだそうです。その名も「カウマグネット」。そのまんまです。
ウシには4つの胃がありますが、磁石を入れるのは第二の胃。ここに強力な磁石を入れます。
ウシは毎日草を食べますが、その時に落ちている釘などを食べてしまうこともあります。これが胃に刺さったら大変です。
なので、釘などが胃に刺さらないように、磁石にくっつけておくわけです。
一度入れたカウマグネットは、基本的には取り出しません。一生ウシの胃の中にあります。
取り出すときには、口から別の磁石を入れてカウマグネットをくっつけ、それを引っ張り出すそうです。
とはいえ、どこにカウマグネットが入っているかは見えないので、ウシの体に方位磁石をちかづけてしらべるのだそうです。
ここでも、磁石が活躍していますね。